2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
当ブログではまったくもって解説するチャンスがないが、白亜紀後期の北アメリカを語るうえで欠かせない用語が存在する。「西部内陸海路(Western Interior Seaway)」「ララミディア」、そして今回の話の中心となる「アパラチア」である。 白亜紀は地球温暖…
現生する近縁の仲間は少ないが、化石ではよく知られている、あるいは長い時代を経てもあまり形態的に変化していないなど、祖先の特徴を保ち続け現在も生存している生物を総称して「生きた化石」という。 以上は『地球生物学(池谷仙之・北里洋〔著〕)』のp5…
だれしも、何か新しいことを始める時には何かしらのきっかけが存在するというのがお約束であろう。かく言う筆者も、当ブログを始めるにあたってはきっかけとなったできごと(と言うか論文)がいくつかあるわけだ。一つ目は「ティラノサウルス属が3種に分け…
気が付けば10月である。恐竜を含む古生物界隈はこの間も大盛り上がりな案件がいくつも湧き上がっていたが、それはそうとして書きたいことが多すぎて泣きたくなるブログ運営である。 8月に開催が告知された『恐竜博2023』で、真っ先に登場した恐竜が北アメリ…